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第5話 騎士って何?

last update تاريخ النشر: 2026-06-15 16:31:05

 朝になり、村の人達と買い出しをしているとそこに5人の騎士を連れたダルマン辺境伯がフローラの姿を見て話し掛けてきた。

「美しい翼ですね!あなたの噂は、この街まで届いてますよ!」

「おじさん!誰?」

 辺境伯におじさんと言ったフローラに騎士達は、相手が女神なので注意をするべきか迷っていたが、誰も何も言えず辺境伯の顔色を見ていた。

 辺境伯は、神であり天界では、それほど強い神ではなかったが人間界に来ると神というだけでたくさんの貢物が貰える為、王家に取り入りこの街と村を領土として任され半神半人の1人を伯爵、2人を男爵にしていた。

「私は、神です!ゼウス様に使える者!名をダルマンと申します」

「私は、フローラ!隣の村で守り神をしているの!」

「それは、ありがたい!あの村も私の領土です!あなたのおかげで村がとても豊かなったようですね!この街でもたくさんの作物がお安く入り街にも活気が出ております!」

 フローラは、騎士を見ていた。

 鎧を装い剣を持った姿に興味を持っていた。

「おじさん!この人達!なぜこんな格好してるの!?」

「この者達は騎士です!国を守り民を守る者です」

 フローラは、首を傾けた。

「民って誰のこと?街の貧しい人達は病気だったり、村の人達は、魔獣や盗賊に襲われてるけど守らないの?」

 フローラは、騎士たちの顔を見た。

 騎士たちは何も言えなかった。

「フローラさん、この街には騎士が不足しているのです!私達もすべての民を守ることは、とても難しいのです!あなたは、1人で世界中の民を救うことができますか?」

「そうね私は、村の人達だけでせ~いっぱい!この街の人達までもできないわ世界中何て無理ね」

「そうでしょ!良い考えがあります!フローラさん私の直属の配下で働いて頂けませんか?」

「配下って何をするの?」

「あなたの神の力を使って!この街や村を豊かするのです」

 フローラは、この神の心が悪であることを感じていた。

「でも私、村でやらなくてはいけない事が多いからやめておく」と言うと

「まだ、すぐに答えを出さなくとも、お食事でもどうですか?」

「私これから街の人達に治療をすると約束をしたの、それに夕方にはには村に戻ってないといけないからまたにする」

「そうですか!それではまたお会いできる日を楽しみにしています」

 そう言ってダルマン達は去っていった。

 フローラ達は、街の貧しい人達の所に行って食べ物を配った。

「これだけの人がいると食べ物がすぐに無くなってしまうな」とハリスが言った。

 ハリスがフローラの所に行き

「次回からこの街に来るときは、この人達に村の果物や野菜をお配りするようにしましょう!たくさんは無理ですが少しは足しになるでしょう」

 フローラは笑顔で「お父さん優しいね!」

 街の人達もフローラやハリスの所に寄って来た。

「女神様にお父さんと言われてるんですか?いい娘さんですね!!」と冗談まじりで話し掛けてきた。

 村の人達と街の人達が仲良しになっていた。

 ダルマンは、フローラが街の人達の治療をするところを見ていた。

 ダルマンは、屋敷に戻り半神半人の伯爵と男爵の2人を呼び出した。

 フローラの神のオーラの強さと治療をするときに発した生命エネルギーの強さに脅威を抱いていた。

 それに民達の心が神ダルマンではなく女神フローラを崇拝していることにダルマンは、伯爵と2人の男爵にフローラを私の配下になるように勧誘してくるよう命じた。

 この神まだ生まれたての神だ!なのに力が私に近づいている。

 成長すれば我々など簡単に殺せるほど強くなるだろう。

 今のうちに手懐けておかなければ、懐かなければ殺さなければ殺される。

 だが、できれば私の傘下にしたい。

 普通の神がケルベロスを飼うくらいの気もするが

 その夜

 ダルマンの直属の騎士イダスとグレンが2人で酒を飲み食事をしていた。

 イダスは、髪が黒く青い瞳の見た目は、かっこよく喧嘩っぱやい青年。

 グレンは、髪が銀色で緑色の瞳の青年、知性と教養があり魔法攻撃の研究が趣味、2人は、親友でありライバルでもあった。

「どうしたイダス?冴えない顔して!女神様の言ったこと気にしてるのか!?」

「少しな!!」

 イダスがやけ酒のように飲んでいた。

「俺は、ガキの頃からこの街に住んでるんだ!小さい頃、戦争があって街に敵の兵士達がこの街に来て大勢殺された!そのとき騎士たちは、俺達を見捨てた!王家や貴族を守ってたのに誰も俺達を助けに来なかった」

「ま!そんなもんだよどこでもな」

 イダスはかなり酔ってきた。

「仲良かった友達も殺された!学校の先生なんか俺達を守ろうとして死んだよ!何故、騎士達は俺達を救いに来ねぇのか?弱き民を守るのが騎士だと思っていたのによ~!俺は、戦争になっても死にたくねぇから強くなって騎士になったんた!自分の身は自分で守ろうってな!」

 イダスは、また酒を飲んだ。

「騎士になってわかったよ!なぜ民を助けに来ねぇのか!王家や貴族を守って活躍すれば出世や報酬が貰える!もし死んでも家族に金が入る貧しい民を助けてもお礼の言葉しか貰えねぇ、そんな民の為に命捨てられねぇってな!戦争になったら俺は、貧しい民に命を掛けられねぇ、王家や貴族を守りに行く間違いなくな!」

 イダスは酔っぱらって顔が真っ赤だった。

「グレン、お前なんで騎士になったんだ」

「俺は、隣の村の出だ!今日、会った女神様が守っている所だ!女神様と一緒にいた村の連中の中に俺がガキだった頃の友達が何人かいた!身分が高くなったから俺に話し掛けられないのさ!嫌、違うな俺の事嫌ってるんだよ村を捨てて貴族に取り入ってる俺に」

 グレンは、それほど酔ってなく

「ガキの頃村を守る騎士になりたいと思って英雄や騎士の本をたくさん読んだ!それで気づいたんだ!英雄や勇者は命を掛けて姫を守り悪い魔王を倒す。そして姫と結婚しました!めでたしめでたしってな!どこにも貧しい村の娘を悪い魔王から救って結婚したなんて、おとぎ話ありゃしない。村人救って貰えるものは、僅かばかりの金と農作物おとぎ話のネタにもならねぇ!村の貧しき民を助ける騎士のおとぎ話なんてねぇよ!」

 グレンは、顔には出ないがかなり飲んでいた。

「村にいても死ぬまで身分が低く貴族に見下される生き方をしたくないからな騎士になって王族守って手柄立てて出世したいのさ!それに物語の姫は必ず綺麗な姫だぜ!」

「確かにおとぎ話には綺麗な姫だな!不細工な姫だったら命を懸けて魔王と戦わないんだな弱き民って誰のことだ!?」

「イダスあの女神様の言ったことは気にするな俺たちのガキの頃みたいに純粋なんだよ」

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